~ PAT WOLF LOG BUILDING SCHOOL @ CANADA 留学記 ~
1999/10/3~10/11
1999.10.3 (日)晴れ 

朝一でヒトシと二人、エドに洗濯に連れて行ってもらい、帰りに喫茶店で朝飯をご馳走になる。午後からは学校に行く途中のログハウスを見学に行く。ここはクリストフが見つけエドがオーナーに話をして見せて貰えることになった。先日行った家とは違いここはかなり手がこんでいた。内装も金がかかっていて充分に生活できるレベルだった。7人のログビルダーが3年かけて完成させたと言う。かなりゆっくりした作り方だが、その分できもよかった。他にログのガレージ、小屋、物置、便所なども全てログで作ってある。オーナーはD.J.MICHELL氏。おじいさんで婦人と二人暮らし。裏には大きな池がありこれ以上言うことはない環境。日本では無理やろな。その後帰って、研ぎをしてジョギングする。




1999.10.4 (月) 曇り、晴れ

いつもの様に、建設中のパット宅の地下で賄い朝食を頂き、1時間程授業。その後サイトを片付けいよいよログを搬入する。今日はシルログの製作に入る。グループ分けが行われ、俺はエド、キリアン、クリストフ、ロブ、ビリーとグループを組む。説明しながらどんどん進めていくので、理解が追い付かない。ノートを取りながら前半は見るだけ。いよいよ我がグループの製作だが、てんでばらばらで舵取りをする物がいない。各自勝手に進めるので、間違う所が出てくる。ロブあたりがリーダーとなれば話が早いのだが。パットのチェックが入りながら何箇所か間違い、とにかくシートキャップは終え、ドロップキャップに入った所で1日を終える。帰りにジェイソンが銀行と郵便局に至急行かないとだめだと言うので、グレンと同行する。グレンは用もないのに俺の名前を呼ぶ。聞けば良い名前だからだそうだ。響がいいのか?よくわからん。来週の月曜はサンクスギビングで休日になり、3連休。グレンは家に帰るらしい。どうするか?ヒトシはオタワにバスか何かで行きたいらしい。それにしてもようやくログ作りに着手したが、結構緊張する。失敗できないプレッシャーがある。


1999.10.5 (火) 晴れ

昨日の続きでシルログのドリップキャップラインをチェンソーでカツトする。その後平らにノミで仕上げるが我がグループのメンバーはやはりばらばら。ドイツ人は自分のしたい事だけをしているし、エドもノミの練習と称してレベルも見ずにどんどん削る。








1999.10.6 (水) 晴れ、雪みたいなのが少し

シルログ作製続き。外側のスカーフを作る。かなりの太さだったがバーを18 inch に替え、キリアンの助けもあってかなりよくできた。彼は現役の大工だけありやはり腕はいい。チェンソーや他の道具にしても実に扱いがうまい。これだけは頭が上がらない。それにいろいろと教えてくれる。昼飯は近所にハンバーガーを食べに行く。その後仮基礎を打立て、シルログの一本目を乗せた。なんかきちんと乗った時はうれしかった。帰りに、HW 7にあるグレイハウンドのバス停になっているガススタンドへジェイソンの車で行き、オタワ行きの時刻表を入手した。





1999.10.7 (木)晴れ

シルログの2段目を墨付する。高さ調整でパットからアドバイスがあり、この木の場合テーパーが 4 inch ないので、木末の方の高さを 1 inch 下げ、スクライブ巾を 1/2 inch 大きくして、上のテーパーを 4 inch 以上になる様に調整した。何故、テーパーが 4 inch 必要かというと、次以降に乗せるログの高さを調整しやすくするために、このログのみこういう処置をおこなった。後はスクライブを行い、底面はグルーブではなく、平面にカット。2段目シルログの下は床面となるので平面に仕上げる。






1999.10.8 (金)晴れ

昨日、墨付したノッチをカットする。始めるまえにひとまず練習用の木でやってみて、パットが出来を見てから本番を行っても良いかどうか決める。俺は一発でOKだった。さすがにでかい木はしんどかった、途中でジェイソン、クリストフと交代したが、後でパットに一人で全て行わないと結果が出ないので一人が全て仕上げる様にとのお達しがでた。今日は午後から帰りたい人は帰ってよいとの事だったが、途中で帰ったのはグレンとダニエルだった。3時頃にマイケルがガールフレンドと現われ、少し話しをした。それにしてもこの大きさのログハウスを一人で全て完成させるのはどう考えても無理な様な気がする。明日から三連休だが、ジェイソンはどこにも行かず、キリアン、クリストフ、スコットはモントリオールに日曜に行くかもしれないそうな。




1999.10.9  (土)晴れ

白人4人は早くから起きていた。今日モントリオール行くらしい。彼等が出発後、8時に昨日予約しておいたタクシーが到着。グレイハウンドバス停までは$4。町中は$3.5だそうだ。さかさんと二人で割り勘する。バス代は往復$19。バスはオタワ市内を通り長距離バス駅に到着。とりあえず荷物をおきにバス駅でもらった地図を見ながらニコラス通りにある元刑務所だったというYHへ向かう。まだチェックインは1時からなので、荷物をロッカーに入れ、バスルートマップをもらってスリフトへ。一軒目のバリュービレッジは品揃え豊富だが値段はアメリカに比べると少し高め。そこでT-シャッツやら、作業ズボンを購入。その後サブウェイのにいちゃんに教えて貰ったすぐ近くにあるサルベーションアーミーへ。ここはだめだった。次にかなりバスに乗ってグッドウィルへ行くがここもだめ。最後にバンク沿いにあるフェーズ2へ。ここはかなり良質のものが揃っているが値段は他の3ー5倍はしている。それでもスリフト価格だが。フェーズ2に行った頃にはすでに6時近く、今日の買い物はこれで終わり。YHへ戻る。部屋は2段ベッドが3つの6人部屋で窓はない。元囚人の部屋に裸電球が一つあるだけ。それにしても日本人が多い。10人はいそうだ。だが挨拶もなにもない。若い奴が多い。晩飯を食べに出るがどこも高く結局タコベルになった。


1999.10.10 (日)雨、曇り

今日は昨日行けなかったバイワード市場にあるアービンリバーに靴を見にいくが、底の平らで白のブーツなどない。色々と電話で聞いたがどこももっていない。バイワードにもう一軒ある靴屋で見つかった、紐を別の色に替える事にして購入。あと靴下も周辺で探すがどうも高く感じられ、今回はパス。その後、帰って晩飯に行く。日本食はすでに閉店、適当な店に入りステーキを注文する。いったんYHに帰るがなんとも暇なのでさかさんを誘いビールを飲みに行く。なんか人の多いパブに入ると中はガキばっかり。おまけにうるさい。2本飲んで外にでると50人程の行列が、、、。他に店ないんか。オタワはすでに終わっている、、、。これが旅の途中なら1晩で移動やな。





1999.10.11 (月)晴れ

朝早く起きて出ようとしたがYHの受け付けが閉まっている???。10分ほど開きチェックアウト。バス駅まで行き、9時半出発のバスでカールトンプレイスに帰る。バラックスまでは歩いた。45分かかった。白人連中はすでに帰っていた。聞くと日帰りだったそうな。ジェイソンが泊まるのをいやがったらしい。その後洗濯に行く。店はほとんど閉まっていた。